もし保土ケ谷で大きな災害が起きたら、どうする?
一人で家にいるときに地震が起きたらどうすればいい?どこに逃げる?避難する?消火器ってどうやって使う?
ここ数年のニュースを見ていると、地震や大雨や台風など、様々な災害リスクが高まっていることを感じます。でも、いざという時に必要な情報や知識がないと動くことができません。特に保土ケ谷には大学生をはじめ一人暮らしの若者も多く、災害時には孤立してしまうことが考えられます。誰一人取り残さない地域防災を進めていくには、そうした若者や様々な関係者が協力しあえる関係づくりが大切です。
学生たちと一緒に保土ケ谷の防災について考え始めませんか?
= 動 画 =
以下の画像をクリックすると、動画サイト(YouTube)に移ります。再生リストより各動画をご覧ください。
第1回:足元の地形から災害リスクを学ぼう
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第1回目は、鷲山先生と一緒に保土ケ谷の地形から地域の災害リスクを考えます。
◆講師 (防災士)鷲山龍太郎
◆企画・出演 (2020年アワーズインターン生)岩永真帆,(アワーズ学生スタッフ)諸隈昂
◆ゲスト (NPO法人保土ケ谷ガイドの会)村田啓輔
◆撮影協力 横浜市水道局,和田町商店街
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④保土ケ谷は地球のどんな場所?
日本列島の誕生と関東地方の形成、保土ケ谷の台地・丘陵主体の地形と巨大地震が起きる理由について等を解説いただきます。
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⑤保土ケ谷の地層や地形を知る
保土ケ谷の土台となる地層とは…。保土ケ谷礫層が語る幻の相模川支流や火山灰の層埋没している谷について解説いただきます。
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⑥防災マップで災害リスクを見る
実際に自分の地域の災害リスクはどうやって調べればいいのでしょうか。横浜市の「わいわい防災マップ」の見方。保土ケ谷の想定される震度。火災、津波、洪水等リスクの調べ方について解説いただきます。
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⑦実際に大地震が起きたら?
もしも保土ケ谷で震度6強の地震が起きたらどうする?そんな時の、何よりも耐震化、家具固定など事前防災の大切さ、次に災害直後の行動が適切にできることの重要性を解説いただきます。
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⑧鷲山先生に質問!
今回学んだことを振返り、学生たちから先生に質問タイム!近くに広域避難場所がなかったら?強い建物の条件は?学生の立場で考える防災は?問題意識をもって防災を考えていきましょう。
第2回:近年の災害について学ぼう
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第2回目は、神奈川大学の荏本先生をお招きして、近年の自然災害の歴史や災害発生のメカニズムを振り返ります。
◆講師 (神奈川大学工学部建築学科教授)荏本孝久
◆ディレクション(防災士)鷲山龍太郎
◆企画・出演 (2020年アワーズインターン生)岩永真帆,(アワーズ学生スタッフ)池谷昌紀,諸隈昂
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①近年の自然災害を振り返る
学生が子ども時代に体験した災害を振返り、近年の自然災害を調査してきた、神奈川大学工学部教授の荏本孝久先生をお招きします。
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②専門家に聞く近年の地震災害
ここから荏本先生の講義。近年の自然災害、多発する地震災害、最近の顕著な地震について学術的にも整理して振り返り、教訓と今後の課題を把握していきます。
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③地震災害の特性と地盤構造
地震災害の特性、断層メカニズム、地盤構造、長期評価、荏本教授から研究してきた地盤構造と震度増幅の関係について解説いただきながら、地震防災を考えます。
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④みんなの災害体験を振り返る
荏本教授の思いと取組を聞き、学生の震災体験も振り返りながら防災への考察を深め、「共助」の大切さを考えます。
第3回:横浜市民防災センターに行ってみよう
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第3回目は、横浜市防災センターで地震が起きた時のシミュレーション体験をし、防災士の釜石さんから災害時に自分の身を守るためにできることを教わります。
◆講師(災害対策研究会)釜石 徹
◆ディレクション(防災士)鷲山龍太郎
◆企画・出演 (2020年アワーズインターン生)岩永真帆,(学生ボランティア)粒﨑凛,馬場美羽
◆撮影協力 横浜市民防災センター
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①横浜市民防災センターにきた!
2016年にリニューアルして最新の災害体験施設を備えた横浜市民防災センターを訪問し、今回は災害シミュレーションを体験します。
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②最新シミュレーターで地震体験
最新の震災シミュレータで地震災害の模擬体験した感想はどうだったかな?また、熊本地震を体験した学生が当時の様子を話してくれました。
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③減災トレーニングに挑戦!
減災トレーニングルームでは、実際の家庭に見立てた部屋で急に地震が起きた時の初期動作の体験ができます。家にいる時に地震が起きて火事になったらどうする?
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④首都直下型地震の備え(前編)
災害対策研究会の釜石徹先生より、自分の身を守るための防災対策の目的と方針、耐震化や家具固定など自宅で死傷しない対策、避難の考え方について伺いました。
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⑤首都直下型地震の備え(後編)
続いて、10日以上の在宅避難、長期停電への対応、ローリングストックの備え、最低これだけはやっておくべき減災対策について解説いただきました。
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⑥学生から釜石さんへ質問!
外出していて災害に遭ったら?ペットはどうすればいい?個人で持ち歩ける防災グッズとは?家族との安否確認のとり方は?釜石さんへ伺いました。
第4回:太尾小学校の避難訓練に行ってみよう
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第4回目は、横浜市立太尾小学校で地域のみなさんが一体となって実施している防災訓練の様子を見学させていただきました。
◆ゲスト(太尾小学校地域防災拠点運営委員会本部長,太尾小学校学校運営協議会会長)秋本健一,(元PTA会長,地域防災拠点事務局員[2014年度])向山敬介,(現PTA会長太尾小お父さんの会[2020年度])中川譲,(太尾小学校区マンション防災協議会[MBK]事務局長]宮本智之
◆ディレクション(防災士)鷲山龍太郎
◆企画・出演(アワーズ学生スタッフ)諸隈昂,(学生ボランティア)粒﨑凛,馬場美羽
◆撮影協力 横浜市立太尾小学校,太尾小学校地域防災拠点運営委員会
第5回:保土ケ谷区の防災の取り組みを知ろう
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第5回目は、保土ケ谷区(行政)の防災の取り組みを職員の方から伺い、「マイ・タイムライン」の作成にチャレンジしました!
◆ゲスト(横浜市保土ケ谷区役所 総務部総務課 危機管理・地域防災担当)田中健雄,中田敦史
◆ディレクション(防災士)鷲山龍太郎
◆企画・出演 (アワーズ学生スタッフ)池谷昌紀,諸隈昂,(学生ボランティア)岩永真帆
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①行政の災害時対応とは?
今回は「公助」をテーマに、保土ケ谷区役所の危機管理・地域防災担当の田中さん中田さんから、行政の取り組みを教えていただきました。まずは、災害が起きた時の対応を伺います。
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②行政の日頃の防災の取り組み
続いては、平常時の取り組みとして、行政が用意している備蓄品や、地域で呼びかけている防災情報について伺いました。
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③日頃から私たちが意識すること
続いて、地域で大切な「共助」の話や、学生からの質問では、日頃から災害に備えて私たちが意識しておくこと等を伺いました。
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④マイ・タイムラインを作ろう!
行政の取り組みが分かったところで、いざという時に適切な判断と行動ができるために、横浜市の「マイ・タイムライン」をつくってみました!家の近くにはどんな災害リスクがあるかな…?
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⑤作ってみて気づいたこと
続いては、家の近くの避難場所を調べます。地震の時の避難場所と風水害時の避難所との違いを教わり、状況に応じた避難経路を選んでいきます。
第6回:地域のみんなを守るためには
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第6回目は、北綱島小学校で行われている地域が連携した防災訓練を学び、保土ケ谷での「自助」「共助」「公助」の連携について地域のみなさんとディスカッションしました!
◆ゲスト(北綱島小学校地域防災拠点運営委員会)垣中祐二,(一般社団法人横浜市港北区医師会)片山時孝副会長,石井信朗,(常盤台小学校地域防災拠点管理運営委員会,常盤台地区連合町内会)石川源七会長,(横浜市常盤台コミュニティハウス)田中澄子,(横浜市保土ケ谷区役所 総務部総務課 危機管理・地域防災担当)田中健雄,中田敦史
◆ディレクション(防災士)鷲山龍太郎
◆企画・出演 (アワーズ学生スタッフ)池谷昌紀,諸隈昂,(学生ボランティア)岩永真帆
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①医師会と連携した防災訓練
北綱島小学校地域防災拠点の今回の訓練では、医師会の方を講師に、コロナ禍での避難所設営や災害時に必要な医療知識について学ぶ様子を見学させていただきました。
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②地域防災拠点の取り組みとは
北綱島小学校での訓練は、毎回地域のみなさんが積極的に考えた訓練内容が実践されています。北綱島小学校地域防災拠点運営委員会副会長の垣中さんより取組み内容と、そうした活動ができた経緯を伺います。
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③学生から垣中さんへ質問!
どうやったら地域でこんなに大きな訓練活動ができるんだろう?学生はどんな風に地域防災に関われるだろう?垣中さんに伺いました。
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④自助・共助・公助の連携とは
北綱島小学校の事例からも分かるように、地域で行う防災活動は、「自助」「共助」「公助」それぞれが独立してあるのではなく、各関係者の連携が大切であると、鷲山先生の講義で学びます。
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⑤自助・共助・公助連携(前編)
では、保土ケ谷の中で「自助」「共助」「公助」の連携をどのようにして生み出していけるでしょうか。それぞれの立場の関係者が集まり、防災の地域連携を考えるディスカッションをしました。
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⑥自助・共助・公助連携(後編)
後半は、学生をはじめとした若者や子どもたちへの防災の早期教育の必要性や、そのためにも地域でどのような取組ができるのか、これからの防災活動の可能性について議論しました。
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⑦全6回を振返って
1年以上かけて制作してきた「ほどガヤ防災塾」も今回が最終回!動画づくりを通して、学生たちはどんなことを学べたのかな。鷲山先生と全6回の動画を振返ります。